This is an archive of past FreeBSD releases; it's part of the FreeBSD Documentation Archive.

ディレクトリ構造

3.3. ディレクトリ構造

FreeBSD の用いているファイルシステムは多くの基本的なシステム動作を決定するもので, その階層構造は極めて重要です. ディレクトリ構造に関する完全な記述が hier(7) のマニュアルページにありますので, ここでは繰り返しません. 詳しい情報は, hier(7) をご覧ください.

最も重要なディレクトリは, すべてのディレクトリの根(root)にあたる / ディレクトリです. このディレクトリは起動時に一番最初にマウントされ, 起動時に必要な基本システムが含まれています. また, ルートディレクトリには, 追加したい他のファイルシステムをマウントするためのマウントポイントも含まれます.

マウントポイントとはルートファイルシステムに存在する, 追加のファイルシステムと接続するためのディレクトリのことです. 標準的なマウントポイントには /usr, /var, /mnt, /cdrom があります. 通常これらのディレクトリについては, /etc/fstab というファイル中のエントリが参照されます. /etc/fstab さまざまなファイルシステムとマウントポイントの表であり, システムが参照します. /etc/fstab に書かれたファイルシステムは noauto オプションが指定されていなければ, 起動時に rc(8) スクリプトによって自動的にマウントされます. /etc/fstab ファイルの書式やオプションに関しての詳細は fstab(5) をご覧ください.