This is an archive of past FreeBSD releases; it's part of the FreeBSD Documentation Archive.
TrueType フォント形式は Windows、Windows 95、Mac で用いられます。この形式は極めて有名であり、 非常にたくさんのフォントが利用できます。
不幸なことに、(訳注: FreeBSD で) この形式を利用できるアプリケーションは、著者が知る限り、 Ghostscript と povray の 2 つしかありません。 Ghostscript では、ドキュメントによれば、そのサポートは不十分であり、 フォントを利用してもタイプ 1 フォントより粗悪な結果が得られるようです。 povray バージョン 3 もまた TrueType フォントを利用可能ですが、しかし、 たくさんの人々がレイトレーシングされたページが続いているかのように、 ドキュメントを作成しているのではないかと、著者はむしろ疑っています :-) (訳注: povray はレイトレーシング関連のプログラムです。 レイトレーシングは計算に時間がかかることから、 ドキュメントを作るのが遅いんじゃないの、 と著者が遠回しに言っているようです)。
このなんとも悲惨な状況は変わりつつあります。 FreeType プロジェクト では FreeType の便利なツールを開発しています。
XFree86 4.x に含まれている freetype モジュール。 詳細は FreeBSD ハンドブックか XFree86 4.0.2 Fonts ページを見てください。
X11 用の xfsft フォントサーバは 一般のフォントに加えて TrueType フォントを提供します。 現在ベータ版であるにもかかわらずたいへん評判がいいものです。 詳しくは Juliusz Chroboczek's page をごらんください。 FreeBSD への移植についての情報は Stephen Montgomery's software page にあります。
xfstt は X11 用のもうひとつの フォントサーバで、 ftp://sunsite.unc.edu/pub/Linux/X11/fonts/ から入手できます。
ttf2bdf というプログラムは、 X の環境下で TrueType フォントのセットから BDF 形式のファイルを作るものです。 Linux 用のバイナリが ftp://crl.nmsu.edu/CLR/multiling/General/ から 入手できます。
アジア圏で TrueType フォントを利用したいみなさんには、 XTT フォントサーバは一見の価値があるでしょう。 XTT に関する情報は http://hawk.ise.chuo-u.ac.jp/student/person/tshiozak/study/freebsd-at-random/x-tt/index-en.html で得られます。
そしてその他 ...
FreeType プロジェクトページは、 以上に挙げたものおよびその他のフリーな TrueType プロジェクトに関する情報入手のよい出発点となるでしょう。