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port を作成する場合, 考慮しなくてはいけないことがさらにいくつかあります. この節では, それらのうちもっともありがちなものについて説明します.
共有ライブラリをインストールするときには, 共有ライブラリのキャッシュを更新するために port の Makefile の post-install ターゲットから ${LDCONFIG} -m を実行してください. このコマンドの引数は共有ライブラリのインストールしてあるディレクトリ (通常 PREFIX/lib) です.
また, pkg/PLIST に @exec /sbin/ldconfig -m と @unexec /sbin/ldconfig -R の組を入れて, package をインストールした場合にも共有ライブラリがすぐ使え, 削除の際にもシステムがまだライブラリが存在すると誤認しないようにしてください. この行は共有ライブラリを指定する行のすぐ後に書くのがよいでしょう.
lib/libtvl80.so.1 @exec /sbin/ldconfig -m %D/lib @unexec /sbin/ldconfig -R
絶対に引数なしでただ ldconfig とだけ書いてある行を Makefile や pkg/PLIST ファイルに入れないでください. このコマンドを実行すると, 共有ライブラリのキャッシュが /usr/lib の内容のみとなり, ユーザのマシンにさまざまな問題をもたらします (「ぎゃぁ! この port をインストールしたら xinit が使えなくなっちゃった!」). この掟を破った者は, 永久に地獄の底で苦しみ続けるように, 閻魔様に頼んでおきます.
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