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マニュアルページ

Chapter 8. マニュアルページ

MAN[1-9LN] 変数を使用すると, 自動的にすべてのマニュアルを pkg/PLIST に加えます (つまり, マニュアルを PLIST に加えてはいけません -- PLIST の生成 を参照してください). またマニュアルを /etc/make.conf 中の NOMANCOMPRESS の設定に応じて, インストール時に自動的に圧縮したり復元したりします.

もしあなたの port で複数のファイル名を持つマニュアルページを, シンボリックリンクやハードリンクを用いてインストールしようとしているなら, それらを識別するために MLINKS を使わなければなりません. port によってインストールされたリンクは, 意図するファイルをきちんと指しているかどうかを確実なものにするため bsd.port.mk によって削除されたり, 再作成されたりします. MLINKS に含まれているマニュアルページは, 一つとして PLIST の中に存在していてはいけません.

マニュアルをインストール時に圧縮するかどうかを 指定するには, MANCOMPRESSED 変数を使用します. この変数は三つの値をとることができます, yes, no そして maybe です. yes はマニュアルが既に圧縮されてインストールされている, no はされていない, maybe はそのソフトウェアがすでに NOMANCOMPRESS に合わせており bsd.port.mk が特別なにもする必要がないことを意味します.

USE_IMAKE がセットされていて, NO_INSTALL_MANPAGES がセットされていなければ, MANCOMPRESSED は自動的に yes に設定され, それ以外の場合には, no になります. デフォルトがあなたの port に合わない場合以外は明示的に設定する必要がありません.

PREFIX 以外のディレクトリの下に マニュアルを置くような port では MANPREFIX を指定することができます. さらに, 特定のセクションのマニュアルだけ, 標準ではない場所にインストールする場合, たとえばいくつかの Perl のモジュールの ports などには, 個々のマニュアルのパスを MANsectPREFIX (sect は, 1-9, または, LN を表わします) によって指定できます.

マニュアルが言語特有のサブディレクトリに置かれる場合には, 言語名を MANLANG に設定してください. この変数のデフォルト値は, "" になっています (つまり, 英語のみ).

これは, 全部をまとめた例です.

    MAN1=          foo.1
    MAN3=          bar.3
    MAN4=          baz.4
    MLINKS=        foo.1 alt-name.8
    MANLANG=       "" ja
    MAN3PREFIX=    ${PREFIX}/share/foobar
    MANCOMPRESSED= yes

以下の 6 個のファイルがこの port でインストールされます.

    ${PREFIX}/man/man1/foo.1.gz
    ${PREFIX}/man/ja/man1/foo.1.gz
    ${PREFIX}/share/foobar/man/man3/bar.3.gz
    ${PREFIX}/share/foobar/man/ja/man3/bar.3.gz
    ${PREFIX}/man/man4/baz.4.gz
    ${PREFIX}/man/ja/man4/baz.4.gz

さらに ${PREFIX}/man/man8/alt-name.8.gz がこの port によってインストールされるかどうかわかりませんが, それとは無関係に foo(1) と alt-name(8) のマニュアルページを 指すシンボリックリンクが作成されます.

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